地竜アンタラスの謁見

 アンタラスに会うために必要なアイテムを得るクエストで、レベル50以上でないと出来ないので全然どんなものか知らなかったんですが、今日オーレンでスキルを覚えて胞子の海に行ったときに、このクエをやっているところを見てしまいました。というか、このクエだって知らなかったんですけどね^^;


 胞子の海の出入り口の外に、鏡の森にいるミラーのようなクエモンス「アビスジュエル」がいるのを何度か見てました。名前が真っ赤でしたけど、特に動き回るとかいうふうでも無く戦っているところを見たことも無かったので、無視していたんですけど。
 それが今日は全く様子が違ってました。アビスジュエルの周りに、10匹いや15匹以上の赤いデーモンみたいなのが飛び交ってます。ジュエルガーディアンという名前からは、アビスジュエルに関係するモンスなんだろうなとは分かるんですが。
 どんなモンスなのか分からなかったので立ち止まって見てました。すると、後ろのほうから数匹がコチラへ飛んできて集団に入っていきます。振り返ると、まだ向こうにいるガーディアンに、エルフさんが何かしている様子。ガーディアンはアクティブで、近寄りすぎて追いかけられちゃったのかなと思って視線をジュエルに戻すと…
「!?」
 居ません。さっきまでうじゃうじゃいたガーディアンが綺麗に消えてます。見回してもどこにもいません。アビスジュエルが今まで通りそこにいるだけです。時間で消えるんだと思いましたけど、また何かの拍子に出てくるんじゃないかと思うとまだちょっと動けません。そして、エルフさんが来ました。アビスジュエルに行って…2刀で叩き始めます。アビスジュエルは反撃はしていないようで、でもHPが全くといっていいほど減りません。ホンの僅かづつ、じわじわっといった感じ。まるで村でNPCを叩いてるみたいにひたすらだったので、恐る恐る近寄ってエルフさんにエンチャしました。
「助かります〜ありがとう」
 喋りながらもがしがしがしがしがしがし。
「美津樹さんもですか?」
 も、と言われてもなんだか分からなくて
「いえ通りがかりです」
 でもクエらしいということは分かったので聞いてみました。
「なんのクエなんですか」
アンタラスです」
 思い浮かんだのは、公式やあちこちのサイト、ブログで読んでいた、

  • アンタラスに会うにはそのためのアイテムを持っていないといけない
  • アイテムを貰えるクエはレベル50以上で可能

 といったことです。つまりエルフさんはレベル50以上…あのうじゃうじゃいたガーディアンと戦っていたのは、単に逃げて仕方なくやっていたわけじゃなかったんですね^^;
 とにかく叩き続けるエルフさんに援軍が来ました。胞子の海方面から4〜5人PTらしい人達が来て、エルフさんと一緒にアビスジュエルを囲んで、叩き始めます。普通のクエだと他人がどうこうするとアイテムが出ないとか言われているので、ここでそんなことしていいのかと心配しましたが、どうやらこれがアンタラスクエとは分かっていて、クリアする方法も知っているようです。エルフさんに話し掛けながら、打撃音と魔法が飛び交います。そして、エルフさんが
「でました!」
 必要なアイテムが出たようです。アビスジュエルは倒さなくてもいいんですね。でもPTの人たちはまだ攻撃を続けています。なんでも、一度倒してもう一度出現させないと次が出ないとのこと。流石に人数が多いとHPの減りも早く、やがてアビスジュエルは文字通り消えていきました。
 皆さんは一休みし、エルフさんは御礼を言って飛んでいきました。私はといえば、危ないから下がっててと言われて、離れたトコからもう少し見学です。
 比較的早くまたアビスジュエルが姿を表しました。PTの人たちが早速殴り始めます。が、生まれ変わった(?)ジュエルは再び力を得ていました。ジュエルガーディアン召喚。突然赤いデーモンがうじゃじゃじゃ〜っと現れ、PTの人達に襲い掛かります。皆さんパニックを…と思いきや、一見混乱してばらばらになっているようで、でも大ダメージを受けて逃げ回ってはいません。魔法使いさんも、何匹も引きながら反撃してます。DEさんは確実に1匹づつ倒しているようですし。
 このまま続いても大きな被害もなく勝てそうと思った時、また唐突にガーディアン達が消えました。そして、先ほどと同じようにアビスジュエルを袋叩き。やがて、必要な分が取れたらしく、PTリコールで飛んでいきました。


 後には、いつもの風景が目の前にただ広がっているだけ。そのうちまたアビスジュエルが復活して、誰かが挑戦するんだろなぁ・・・と、思い出すとあっという間だったような、そんな出来事でした。