ドワーフの夢

山賊団の証拠物200個を集めてきましたか?

 鉄道員オビに言われた証拠物、牙のアクセサリー200個を集め終わりました。
 でもこれ、実際に山賊団の一員と思われるヒューマノイドタイプのモンスから以外に、実際に牙を持つ動物であるウルフからのも含まれてるんですけど^^; いいんかな。

山賊団の証拠物200個。本当に集めたんですね。
この程度しておけば、山賊もしばらくは大人しくしてるでしょう。
これは感謝の気持ちです。ささやかですが、是非とも受け取ってください。

 報酬としてくれたのは 21,698 アデナ。狩場が周辺で繰り返し出来ることを考えると、結構いい金額なのかな。200個というのが、レベル相応キャラだと大変かもしれないけど。


 もう一つのクエの為には夜を待たないといけません。その間にちょっと興味ある名前「空中列車の遺跡」を見に行きました。
 線路の上を歩いて行くと、途中でトンネルの中へ。
 ぐねぐねと曲がっていて、このままドワ村近くの「捨てられた炭鉱」みたいなとこに出るんじゃないかと思ったら、出口。本当に只のトンネルでした^^;
 出てからも線路を辿ると、途中小さい雪崩れで線路が隠されていて、多分こっちだろうという方で見つけた続きは鉄橋を渡ってさらに続いています。
 針葉樹の林から段々岩山っぽくなってきて、遺跡っぽい石柱などが見えてきました。線路は斜面を登っていきます。
 隠れたモンスが居ないか、一応注意しながら登って行くと、PTモンス発見。…いえ、手下を連れたレイドボスでした。
 ほう、ドワーフのような価値観を持ったヒューマン…頓挫した空中列車の計画に魔法の力を使ってみようと? ふむふむ…。
 さらに近くには、もう一人の幽霊が。
 どうやらクエ的に繋がりがあるようです。終ったら来て見ましょか。
 辿ってきた線路は、ここで終り。但し、石の柱で支えられて空中に延び、10数mぐらいのところでぷっつりと切れています。
 ・・・ここから空中へと列車を飛ばす(?)はずだんたんだ。「銀河鉄道999」そのまんまですね。
 試しに登ってみると右に左にと枕木も伝いながら結構上まで行けて、欲を出して一番上まで! と挑戦すると失敗して、どし〜ん。
 何度やっても一番上はダメみたいで、じゃあ途中でもいいからSS取ってここに載せようと諦めたら、今度はその途中まで行けなくなってしまい…(´△`;
 そうこうしてるうちに日が西に傾き、駅に帰るタイミングになりました。


 暗い駅舎内。アブに代わって現れたのは・・・そう、最初に会った幽霊。
 昨日アブの話を聞いて思ったのは、実はアブは昔の人で、幽霊となって昔の記憶の通りにここで過ごしているんじゃないかということですが…。
 改めてよく見るとこの幽霊、男性のようです。

鉄道建築家の幽霊:
寒いな...。それに辛い...。
私はいつまでここに立っていないといけないんだ...。私はなんで狂うこともなく、こうやって立ち続けているんだ...。

 アブでもオビでもなかった^^; ちょっとだけ安心。

そこのお人、私の声が聞こえるか?
おお、聞こえるか!やっと私の声を聞いてくれる人に出会えたぞ!
あそこにいる奴は鈍くて私の存在に気づいてくれなくてね。どうしようかと思っていたところだ。
本当に、誰かに気づいて欲しかったんだ。

 どうしたの。

そうそう!肝心なことを忘れるところだった!実は私は幽霊なんだ。うむ?そんなの見れば分かるって?確かにそりゃそうだな。
私がこう幽霊になってまで現れたのは、昔使っていた道具のことが気になったからなんだが...。
たぶん、昔この駅舎に忘れたんだと思うよ...。柄に模様があるハンマーがどこかにあるはずだ。それをちょっと探してもらいたい。
たぶん、鉄道員の奴なら行方を知っていると思うけど...。

 道具が気になって幽霊にって^^; そりゃ現世への執着で留まるて話は良く聞くけど、そんなにすごいハンマーだったのかな…。
 鉄道員は今は(鈍い)オビしか居ないので聞いて見ますか。

うーん、さっきから拝見していると、あなた独り言が多いようですね。クセなんですか?

 …幽霊はやっぱり見えてないんだ?

へ?幽霊?うーん...?訳のわからないことをおっしゃいますねぇ。
何のことだかさっぱりわからないので、アブが起きたらその時訊いてみては?

 ……鈍いというか、頭がカタいというか。
 アブが来るはずの場所で朝まで小一時間待ちました。

ああ、どうも。おかげさまで昨日はぐっすり眠れましたよ。
例の物音の正体は分かりましたか?

 幽霊と道具のことを話すと

幽霊、ですか?きゃああああああああっ!!


あっ、ごめんなさい。声、大きすぎましたよね。私、そういうの苦手なんです...
うーん...でも、とりあえずその柄に模様があるハンマーさえあれば、幽霊はいなくなるんですよね?ね?
...よくわかりませんが多分後ろの箱の中にあるはずです。昔からあった謎な物は、全部そこに入れておきましたからね。

 箱。
 そう、実は私が来た時、ここに居たのは、幽霊、オビ、そして箱だったのでした。調べてみると

箱:
箱だ。

 (= ー =;

箱の中を見ると、色々なガラクタに紛れて、片隅に何か大きなハンマーのような物が見える。

ハンマーを取り出すと、ガラガラと箱の中の物が崩れる音が聞こえた。
ハンマーはかなり大きく、柄の部分に星と柱に似た模様が彫刻されている。
鉄道員アブのところに持っていき、これについて尋ねてみよう。

 あれ?最後の一行は誰が言ったのかな?
 まぁいいや、アブさ〜ん。

それがそのハンマー?わ〜!すごい錆びてる!
ところでこのハンマー、なんだか見たことがあるような。こんな大きなハンマーを使うのはうちの灰色の柱ギルドぐらいですよ。黒の金敷なんかじゃ絶対使いませんね。
ほら、模様もうちのギルドのですし...あら、でもこの星はなにかしら?
あ!そうだ!もしかしたらオビなら知ってるかも!オビは、かなり昔からいますからね。一度訊いてみてはどうです?

 オビさ〜ん。

ほぅ?ハンマー?どれ、ちょっと見てみましょう。
ほぅ...。これは相当昔のハンマーですね。見るのはすごく久し振りです。
この柱はご存知のように、私たちドワーフの建築ギルド、灰色の柱を意味しています。そして柱の上に連なる星と、その間に線が2本引かれているでしょう?
この線は鉄道を意味するんです。つまり空の星までも続く鉄道と、その上を走る空中列車。それが実際に計画され、実行された当時の物ですね。

 空中列車って、ここの南東に遺跡がある?

空中列車ですか...その、性格には思い出せませんが、昔それに関する本がここにありました。でも...つい最近山賊に襲われて盗まれてしまったんです。それほど分厚い本じゃないんですが。グレーの表紙なんですけどね...。
もしこの近くにいる山賊のお偉いやつら...そうですね、ブリガンドファイターとかブリガンドインスペクターぐらいなら、その本のことを知ってるかもです。

 そして、お偉いやつらから取り返せというのですね^^;
 言われた2種類の居る位置がマップに出たのでそれを目指していくと、確かに居ました。何匹目で出るかな。
 …4匹目で出ました、「グレイスターの本」。

おお、本を取り戻して来られましたか。どれどれ...。これを見て思い出しましたよ。
空中列車とは元々、巨人たちの指揮による計画でした。巨人が消えた後は、ドワーフが独自に事を進めたんですが...。
ドワーフの王国がなくなり、長老たちによる支配が始まってからというもの、他のギルドの圧力に押され、計画自体が破棄されてしまったんです。
残念なことですよね。そこには莫大な資金、技術力、そして人材が注がれたんですが...。
このハンマーはその当時使われた物です。で...。その幽霊が、このハンマーを持って来いと?

 (_ _)(゚ー゚) こっくり

ふーむ...とすると...その幽霊って方は多分空中列車の工事に参加された方でしょうね。
まぁ...私たちがいるこの駅舎も、最初は空中列車の建設現場に資材を運ぶためのものでしたから...
そうであれ、その後空中列車の建設は中断して、今は遺跡になって誰も住まない寂しい場所になってしまいました。
このハンマーは、その当時のドワーフたちの夢が詰まったハンマー...と言ってもおかしくないでしょう。私は幽霊なんて信じませんけどね、その方にとってはきっととても大事な物なんでしょうね。アブには私から話しておきますから、この付近に現れるというその幽霊の方がいらしたら、差し上げてください。

 オビさん・・・あなたこそ一体いつからここにいるんですか^^;;;
 幽霊は信じないけど現れたらハンマーを上げてくれっていうのも、怪しい言い方だな〜。


 次の夜まで大分時間があるので、今日はもうお終いです。
 明日にはハンマーを返して無事に成仏してくれるかなっと。