カマエル
神官ドミニーク:
いよいよ我々にも大きな力をつかむ機会が来たのだ。私は必ずこんな日が来ると思っていた。ふふふ...。
おい、冒険者よ。私がどうしてこんなに喜ぶのか気にならないか?
多分今は想像もできないだろう。この暗く神秘的な神殿で君が知るようになる思いもよらない真実をだ。
公式サイトに告知のあったスペシャルクエスト。それは、THE CHAOTIC THRONE シリーズの”未来”を感じさせる為のもののようです。
15日のアップデートからルウンの神殿にいる神官ドミニークから受けられるようになったこのクエストに、BIGCATさんと二人、水中庭園でのCSpS図探しを早めに切り上げて挑戦しました。
君、もしやカマエルという言葉を聞いたことがあるか?聞いたことは無いだろうな。君の、のほほんとした表情を見れば、それに関しては何も知らないってわかるさ。
カマエルというのは、現在の5つの種族たちの未来を開く魔法の鍵みたいなものだ。
あぁ、そうだ。まばゆいほどにうまそうな、りんごのようなものかもしれない。その甘美な香りに誘われ、たった一口でもかじりたいという欲望にかられ、ジャマするものはすべて壊してしまう...。そんな魅惑的な悪魔の果実。ふふ。
カマエルはまさにそんな存在だ。
ところがこのクエスト、受けられるのがLv.1からということで、精々村内をうろうろするとか話を聞くだけかと思っていたんですが、とんでもないお使いクエストだったのです。
おっと、この壮絶な真実をもう少し私一人で楽しませてもらおうと思ったら、どうやら怒らせてしまったようだな。よろしい。では、そろそろ本題に入るか。
実はこの間エルモアの貴族がここに訪ねて来て、私にある依頼をした。依頼の内容は今この世に存在する5つの種族以外の種族、つまりカマエルという種族に関することだった。
おいおい、驚いて開いた口がふさがらないようだな。まあ、この話を初めて聞いたら、そうなるのも仕方がなかろう。だがな、これはすべて真実なのだ。新星のように現れた種族は確かに存在し、各種族の権力層たちは彼らを捕まえることができずに気をもんでいるのだ。
君のすべきことは、もちろんそれに関わることだ。どうだ?うさんくさい感じはあるが、気になってこの仕事を断ることなどとうていできまい?
彼の仕事に参加する人々は、一様にその貴族をその方と呼んで従っているが...。たぶん好奇心を抑えきれずに仕事を引き受けることにしたんだろう?
だが、私の関心はただ1つ。彼らを利用し、この忌々しい世の中をひっくり返すことだ。その貴族が私に冒険家を選んでカマエルに関する各種族の考え方を調べさせてほしいと頼むのも、私が政治的問題には影響を与えないが、顔が広いというこを知っているからだろう。
ともかく、その方から頼まれた仕事を君がやってくれるなら、それなりの報酬をするつもりだ。もちろん、君がこのカマエルという種族についての疑問を明らかにしていくことに大きな意味があるだろう。
さあ、私の話はこれで終わりだ。そうだ。さっき渡したのはこの仕事の証だ。その方がこの証をオーレン城の村のグランドマスター クラウス ブラックバードに渡せといってな。彼にこの証を渡せば、君がする任務を秘密裏に教えてくれるそうだ。それじゃ、急いでくれ。
海を渡りました。
(辺りをうかがって慎重に話を切り出す)ドミニークというのはやはり如才ない人物だ。こんなにはやく適任者を探してよこすとは。
しっ!静かにしろ。俺はここファイターギルドの首長として、その方の命令を厳に伝える役目を引き受けた。ドミニークがどんな話をしたのかわからないが、カマエルについての権利が俺たちヒューマンに譲渡されるべきとの主張には、全面的に同意するところだ。
それだから、忠誠のためだけでなく、個人的にもこれを必ず成功させたい。そしてこれは後ろめたい計略ではない。あくまでもヒューマンの正統な権利を取り戻すためだ。神々から偏愛された種族に不当な権利を享受させたまま、放置してはおけないのだ。
一般的にヒューマン族は、アインハザードによって創造されたと知られている。しかしヒューマンがグランカインの最初の創造物であると同時に失敗作だったということは、すでに君ほどの冒険者なら知っているはず。
そのような悲運な背景をもって誕生したヒューマン族は、他の種族のべっ視に耐えて今まで何とか持ちこたえてきた。いや、もっとも卑しい種族からもっとも優れた種族へと発展してきたのだ。
しかし、ヒューマンはその誕生が他種族と比べて劣っているために、常に滅亡の危機に直面しているのも事実だ。実際に一部のずる賢いエルフや無知なオークが、ヒューマン族の座を虎視たんたんと狙っているのがその証拠だ。ああ、不都合ならそのまま聞き流してくれ。あくまでも俺の意見を言っただけだ。
ともかくこうした不安な時期に、カマエルという存在がグランカインから知らされたことは、ヒューマン族に訪れた大きな機会なのだ。
一説によれば、グランカインがカマエルについて記した本を世界のどこかに放っておいたのを一人のドワーフが見つけ、この種族の存在が知られたという。その方はこの部分から自身の力で作られたヒューマンとカマエル族を和合させ、ヒューマン族の繁栄を図ろうとするグランカインの意思が含まれていると判断した。
しかしどういう訳か、カマエルの去就に関する主導権はエヴァを経てエルフ族へと渡ってしまった。これは先日、ギランで開かれた各種族代表の会合を私たちの観点で評価したことだ。このままでは、エルフを含む他の種族たちがカマエルを思いのままに振り回すことは当然のこと。
しかし、俺たちの創造主が与えた機会を、こんな風に空しく奪われることはできないということが、その方に従う者たちの意見だ。
そんなにカマエルが重要?
そうだ。カマエルについての情報はまだ多くないために、能力も証明されてはいないが、非常に強力な種族であることはある程度明らかになっている。
彼らはともすればオークよりも強い力を持ち、ダークエルフよりもさらに悪魔的な力を持っているかもしれない。そして、少数ではあるがこうした種族が群れを成して暮らしていることが、ヒューマンのみならず他の種族にも明らかになった以上、カマエルという恐ろしくも新奇な種族を各自の勢力に組み入れようという試みが繰り広げられているだろう。いや、それはすでに始まっているだろう。
そうだ。せっかく神が授けてくださった絶好のチャンスを他種族にそっくり奪われるわけにはいかない。しかし今のように敏感な時期に中途半端に動いては、ことをしくじることもある。
ひとまずは、各種族がカマエルをどのように考えているか、またどのように抱き込もうとしているのかを知るべきだろう。ギランの会合のときは本音を見せなかっただろうし、ヒューマン代表で参加したカレル ヴェスパー卿も彼らの本心を読めなかったはずだ。
つまりこれから君がすべき仕事とは、各種族の考えを集め、それをルウン城の村のドミニークに知らせることだ。なに、困難な仕事だからといっておじけづくことはない。その方は必要な調査のために、あらかじめ各種族のグランドマスターやギルドマスターの1人を俺たちの協力者にしておいた。君が今すべきことは、俺たちヒューマン族の立場を理解してこれを最後まで完遂するという決心だ。どうだね?
するしかありません。
いいだろう。そう決心したと聞いて、俺も非常にうれしい。では覚えておけ。この計画の合言葉は「未来を聞く名」だ。そして(証を1つ取り出す)、君が受け取ったその証は「未来の証」だ。それをまず、シュチュッツガルト城の村の倉庫番長オールダーに見せてくれ。そのようにさえすれば、彼が情報と証をくれるだろう。そうして他の協力者からも情報と証を受け取り、それをドミニークのもとへすべて持っていけば任務は完了だ。
オールダーがいるシュチュッツガルト城の村はシュチュッツガルトにある。君も知っているだろうが、シュチュッツガルトへはルウン城の村を経由して行けば最も早い。では、健闘を祈る。
次はシュツと聞いてBIGCATさんの悲鳴にも似たPTチャが^^;;;
彼はルウンからと言ってましたが、私たちはもちろんアデン・ゴダ経由山越え。
山の上でBIGCATさんが先に飛び、続いて私も飛んてシュツ村の倉庫・・・ここっルウンだっ!?
ちゃんとシュツ領に入ったのを確認しないで飛んだので、どうやらルウン領側に入ってしまってたようで・・・。
仕方なく 10,000 アデナ使ってGKジャンプ。うう、なんの為に走ったんだか。
倉庫に行きドワーフ代表倉庫番長オールダーのいうことには…。
またえらい話が長いので簡単にいうと、
『ドワーフが欲しいのはカマエルという市場であり、それは既に手に入れつつある。さらに、カマエルの研究の権限をもつに十分な資格もある』
次はゴダード城の村の大軍将アクラン、オーク代表。
『カマエルはオークと同じく勇猛で純粋な古代の血が流れる兄弟姉妹だ。従って我らとの仲を邪魔するな』
続いてアデン城の村のグランドマスター オルトリン。ダークエルフ。
『カマエルに対する主導権をエルフが得ないように。そしてダークエルフとカマエルが交感できることを望む』
最後にギラン城の村にいるエルフ、マジスター ジュリス。エルモア地方だけじゃなかったのね。
『エルフとカマエルはエヴァによって祝福された間柄である。しかしだからといってこれを堺に他種族と疎遠になることは望まない』
大体それぞれが考えるだろうことになってます。ヒューマンは劣等感から、ドワーフは経済面から、オークは似た素質を同じ起源とみなし、ダークエルフはエルフへの対抗心、そしてエルフはぬるま湯のような政治姿勢。
ここからどんな結論が出るのか分かりませんが、ジュリスからもう一人会うように言われました。
ギランファイターギルドにいる、クリストフ ロデマイ卿。
クリストフ ロデマイ卿:
君、もしやマジスター ジュリスに会って来たのか?するとルウン城の村で依頼した事をしているという者が、まさに君なのだな。ようこそ!実は君に会いたかったが、本当に訪ねて来るかは半信半疑だった。そうか、こうして訪ねて来たのはカマエルについてもう少し詳しく聞きたいからなのだろうな?そうだろ?
よろしい。君が本当にそう考えるのなら話すとしよう。もちろん、君のこの仕事を任せた者が私たちと反目する勢力のリーダーであることは知っている。それにもかかわらず出会いを要請したのは、君を抱きこむためではない。
知っているかもしれないが、私はギランでの会合にヒューマンの代表として参加したカレル ヴェスパー卿のエスコートの資格でカマエルの村に行って来たのだ。彼らの村を視察した経験は何と言うか...。私にとってとても特別な経験だったし、感じたそのままを世の中に伝えなければならないという責任感さえ感じたな。
君ももう見当はついただろうが、私はエルフたちの意見に全面的に同調してはいない。ただ私は、カマエルたちをもう少し客観的な視点で見つめなければならないと思うのだ。
特にこれから、カマエルという新種族と肩を突き合わせて生きて行かねばならない若い冒険家たちが多くなるだろうから、世の中に私のような者の話も必要だろう。その中でも君のように、カマエルにこの上なく高い関心を持っていながらも中立の立場を固守する冒険家なら、私の話を偽りなく世の中に伝えると思ったのだ。どうだ?本格的に話を聞いてみるか?
この先はリネ2にしては珍しくムービー状態です。
カマエルたちが現れた切欠、各種族の代表団が彼らの「魂の島」に行った時の様子、島の風景、カマエルの訓練風景での剣を使う男性とボウガンを使う女性のイメージなどが、スライドとしてつぎつぎに表示されていきます。
終わるとロデマイ卿との話も一旦終っていて、再度話し掛けます。
聞かせたかった話はここまでだ。もう話を元にカマエルをどう評価するかは完全に君次第と言えよう。いや、君の目でカマエルたちを見る日が来るはずだから、その時までは何も断定する必要はないだろう。
しかしその時は誰も分からない。ただ神々だけがご存知であろう...。
気になることは多いだろうが、いまのところはこれだけだ。私の懺悔を聞いてもらう形になってしまって、少し申し訳ない気がするがな。とにかくありがとう。さあ、名残惜しいが旅立つ時間だろう?いつまでもここに留めておいたら、愚痴ばかりこぼしそうだしな。
情報によると、君の次の目的地はルウン城の村のようだが...。神官ドミニークに会ったら私の話はしないほうがいいだろう。私の話が耳に入って彼を混乱させたくはないんだ。もちろん私も、君がこのことが原因で、厄介な状況に陥らないよう注意しておこう。君は賢い人だ。私が何を言わんとしているのか充分に理解していると信じているよ。
ま、こういう場合、ロデマイ卿のが一番正しいんでしょね。
後は報告してお終いのようでしたが、オーレンまでの移動で私の時間がもう無くなってしまいました。
BIGCATさんはこのまま最後まで頑張ってもらって、私は後日することにします。