ドワーフの夢の結末

 やっと駅で幽霊にご対面。

鉄道建築家の幽霊:
そうそう、そのハンマーだ!懐かしいな...。
私が始めてこの地を踏んだ時に持って来た道具なんだ!さぁ、それを私に渡してくれ!

(ハンマーはその手を離れ地面に落ち、鈍い音を立てて壊れてしまった)
駄目だ...!握れない...!握れないんだ...!
このハンマーなら握れると思ったのに...駄目だった...!
はぁ...仕方ないだろう。最後の希望も消えてしまった...このままシーレンから呼ばれるのを待つしかない...
おお、そうだ。私の代わりに空中列車の遺跡に行って、私の友人に会ってもらえるかね?そこまで行く元気がないのでね。

 気の毒なことになっちゃいましたね。そして、これで終るかと思ったこのクエは、この前見た空中列車の遺跡にいる幽霊に繋がりました。もちろん会いにいきます。
 こちらは(鉄道で無く普通の?)建築家だったようです。

建築家の幽霊:
うわぁ、もうイライラする!
頼める奴もいないし!

 …こんな元気だったかな^^;

何故俺のもとへ来たのだ、命ある者よ。

 …いきなり堅苦しくなってるし。実は、駅舎の幽霊がハンマーを持てなくて…

それは悲しいことだな...。
見ての通り、この周りには俺たちドワーフの幽霊であふれかえってる。この者たちは皆、空中列車の製作に一生を捧げた者たちなんだ...。
あの星の海へ、神々の宮殿へ行くんだっていう一心でさ...。
でも、巨人たちがこの地を去り、俺たちはここで1人、また1人と倒れていった...。
シーレンの元に召されることおも拒み、この地で空中列車を完成させようとしたが...不可能だったのさ...。

 それは…

既に君が目にした通りだよ。皆死んでしまい、もうハンマーを握れなくなったのさ...。
それから、俺たちは仕事ができないという現実に耐え切れず、1人また1人と狂い始め...その結果がこの有様なんだ。
君が話した奴は性格がいい者だから、ちょっとは長く耐えられるかもしれないけど...。まぁ、それも時間の問題だ。俺のようにな。
もしよかったら、次は俺の頼みを聞いてくれないか。君を見込んで頼みたいことがあるんだ...。

 …。


 巨人たちが空中列車を使って何をしようとしていたのか、それは、巨人たちと神々との間で起こったことから考えれば、巨人たちの後を継いだドワーフ達のほうが、より純粋に列車の完成を夢見ていたのかもしれません。
 でも、巨人たちの技術をもってしても安易には完成しなかったことを考えると、死してなお続けようとしたドワーフ達の技と執念をもってしても、この結果は当然なのかもしれません。


 これで鉄道員アブから始まったクエは終了し、経験値 63,591 を貰いました。
 建築家の幽霊は最後に自分の頼みをと言っていたので、さらに話を聞いてみます。

大体のことは既に聞いたと思うが...この周りの不幸な幽霊たちは皆、自分の道具が握れなくなり狂ってしまった、不憫な仲間、かつての星を支える「灰色の柱ギルド」の一員であった者たちだ...。
もしよかったら、この者たちの退治をお願いしたいんだ。まぁ、もう既に死んでいるから、また死ぬってことはないが...。
でも、倒されたら、倒れている間だけでもゆっくり休むことができるんじゃないか?

 プロフィットたる私の望むところです。やりましょう。

ありがとう。あの不憫な仲間たちにつかの間の安らぎの時間を与えてくれるかい...。
ある者は、安息に入る前に、その夢の欠片を君に渡すかもしれない。それらを集めてくれば、仲間たちが残した遺品の中から君の冒険家生活に役立つ物を進呈することにしよう...。
そうそう、ネリスだけは気をつけた方がいい。彼と彼の追従者は既に完全に狂ってしまっていて、話の通じる相手ではないからな。

 この遺跡にはPTタイプの幽霊達がいます。リーダーはヒュム魔法使いの「ルーインワンダラー」でアク、取り巻きは2〜3人のドワ「忘れられたクルー」ノンアクで、どちらもHP2倍です。
 そしてネリス…すぐそばにいる、レイドボスのことです。これはさすがにどうやっても手が出せません^^;
 PTタイプ相手に槍無しソロですが、やってみました。
 …イタイ><; HP2倍だけあってなかなか倒れない間にガシガシきますね〜。久しぶりにバトルヒール連発などしながら倒しきりました。
 クエアイテム「昔のドワーフの夢の欠片」が一つ出たので、どんなものと交換してもらえるのかを確かめに戻ってみました。

戻ってきたのか...。
仲間達はどうだった?少しでも理性が残っている者はいたかい?...いや、聞くだけ無駄だろうな。どうやら数人くらいには安らぎの時が与えられたようだが...。そうなのか?

 多分…。

そうか...。
そうだろうな。その夢の欠片は持っているのか...?
それは忘れ去られた俺たちの夢、死んでも尚やり遂げようとして、結局は無駄に終った俺たちの虚しい妄想...。
そういうものだ。生きている内にできなかったことは、そのまま諦めた方がいい...。幽霊になってまで頑張ったところで、結局君のような者たちに迷惑をかけるばかりだろう?
哀れな仲間たちよ...。こんなことになるなんて想像もしなかっただろう...。
そうだ、その夢の欠片を俺たちの遺品と交換しないか?それとも、このままこの仕事をやめたいか?先に言っておくが、その夢の欠片は虚しい夢、この仕事をやめれば、すぐに消えてなくなるだろう...。

 さすがに幽霊になっても正気を失わずに居られるだけの人…じゃない、ドワさんですね。
 夢の欠片は数によって、Dショット・回復薬・帰還/復活スクなどに交換でき、最低は欠片1個で高級体力回復剤1個、最高は欠片38個で祝DSPS圧縮パック1個と高級体力回復剤1個のセットになります。
 欠片の出によってですが、消費物ばかりでアイテム類が無いことを考えると、ちょっと続けるのは難しそうです。